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えっ!?200年保つ家!?

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日本の住宅のあり方について面白い事がニュースで特集されていたのでご紹介致します。



皆さんは日本の住宅の平均建て替え年数はどのくらいだと思いますか!?


なんと、「我々の人生の半分以下」(30年~40年)なんです。

イギリスが77年、アメリカ55年、と続く中、日本30年......そんな.....。

このような現実には次のような日本人の特色があったのです。


日本人は、「家を建てる」という行為に対して単位的に水準を合わせているそうです。

どういう事かというと、「子供が生まれて大学を出るまで」を一つの水準とし、

家作りをされる方が圧倒的に多いのです。

それに対しイギリス、アメリカは「資産」という所に焦点を合わせています。

日本の新築と中古住宅のバランスはそれぞれ新築が86%、中古が13%と圧倒的に新築がシェアをしめています。

その背景には、中古物件は金利が高い事もあるのですが、

「何があるか分からない」「せっかくなら新しいものを」という日本人の心理を見ると

「家」に対し大きなあこがれを抱いているという事が分かります。



しかし、この現実を見ると日本人は「無駄なお金」に投資している事に気づきます。

そこで、積水ハウスが始めたのは「HABITA」。200年ずっと住める家作り。

従来の梁は4寸(9cm~12cm)に対して5寸(12cm~15cm)を用い、

柱は通常の2倍の量を使用。

日本人は2000万~3000万の買い物の中で構造には200万しか使ってない。

住宅を長持ちさせたいはずなのに、まずこれがおかしいと積水の方はおっしゃっていました。

家をしっかりとした「資産」と捉え200年使い回す心意気を日本人が持つのは、

より、中古住宅の市場が活性化する必要があります。

でも、先ほども述べたように中古住宅は「何があるか分からない」という問題があります。

どうやって右肩上がりにしていくか。


それは簡単!?です。

「家の血統書」を作る事なんです。

柱が何本で構成されていて、それぞれいくらの価格か。細々としたデータもすべてその中に記載しておけば、

消費者のバリアーも少しは緩むはず。

さらにその中に、住宅ローンや保険が一元管理されていれば後は土地と家の「出来」の問題。


積水ハウスは、200年住宅の他、やはり中古物件にも目を付けています。

新築の約7~8割の価格で購入でき、もちろん水回りなどの工事も充実しています。

それを購入し、リフォームで整え「転売」という形を取っています。

固定資産である「家」を中古の場合、相続税を免除するといった優遇措置に関しては曖昧だそうですが、

その問題も、より中古住宅の需要が高まる事で少しずつ明確になっていくと思われます。


では、どのようにしたら”お得な”中古住宅がより流通市場にでてくるか、という事ですが、

これには、売り手の適切な価格表示が大切になってきます。

心配性、そして新しいものを好む日本人には「家の血統書」を確立する事で

信頼を獲得することが大切となってきます。

いずれにしても、「適切な情報」を消費者に開示する事が中古住宅市場の鍵を握りそうです。


私はまだ23歳で全く家に関する知識はありませんが、どうせ作るなら200年保つ家に投資したいと思います。

それぞれの家庭でそれぞれの絆が生まれる大切な空間だから、

やっぱりかっこいい、立派な家はほしいです。

でも、30年経ってなくなりこの世から消えてしまうのなら、

長年生き続ける家(家族)に投資するべきだと私は考えます。


☆ N ☆