昨日齋藤 孝さんの「段取り力」を購読しました。
日々の仕事、生活に大切な一種の行動様式である「ダンドリ」。
日頃から、Jさんにも「時間を決めて仕事する事」と言われる私は、しっかりとした時間制限を設ける事が苦手。
この「段取り力」を体全体で理解し、日々の業務の促進化を図りたいと思います。
ただ内容自体とても難しくて1日かけて読んでもまだまだ半ばほどしか理解できていません。
継続して読む事で「段取り力」を習得していきたいと思います。いや、習得します。
皆さんにも簡単に紹介させて頂きますね。
もしかしたら、明日から(本日の人もいらっしゃると思いますが)
「仕事の効率化」。実現するかもしれませんよ。
それでは、齋藤さんの「段取り力」の世界へ、レッツラ、ドン!
◆ トヨタにみる段取り力
世界的にも優れた段取り力のお手本として「トヨタ」を例に見ていきたいと思います。
世界を代表する「トヨタ」は、原価を☆1/2☆にする事を目標に、トヨタ式の改善策を行っています。
トヨタの生産方式は、あらゆる無駄を省き段取りを変えていく方法です。
無駄を無くし、いいスパイラルが生まれても現状満足せず、また無駄な物が見つかればすぐに改善へと行動する。
ここに「トヨタ」の強さがあるんです。
作業を「固定化」してしまうと一度改善すれば従業員も「これが最善な形だ」という概念を持ってしまいます。
でも、追求に追求を重ねると無駄は永遠に生まれてきます。
「無駄は進化する」それがトヨタの考え方なんです。
もし、段取りが良いか、悪いかという観点を持っていなければ、トヨタの現場を見たとしても「はぁ~なるほどね~すごいな~」で終わってしまいます。
ですが、「段取り力」に注力して見ているとA工場とB工場の段取りの違いなどがわかるそうです。
この気づきがどこから生まれるというと、
「従業員一人ひとりが経営者意識をもって働いている所」にあります。
「よりいい改善策はないか」、「あの現場はこんな事してるらしい、俺たちも取り入れてみよう」など、
「現場からの無駄を拾いきれている」所に、トヨタがトヨタであり続ける理由があるのです。
このような取り組みを続けていくと、それが経験値となって積み重なり、より研ぎすまされた経営、組織力が備わってきます。
しかし、トヨタはこれだけでは終わらない。
A工場が画期的な取り組みを始めれば、B工場ではそれを超える段取りに励む。
お互いに磨き合うコーポレートカルチャーがそこにはあるんです。
これをグループ全体で取り組めば必然的に水平ではない発展が望めるという事です。
皆さんも一度は耳にした事のある「守・破・離」がここに存在します。
「真似て盗む対象はたいがいは段取り」となるそうです。
とすると、段取りを盗むという事は、「技を盗む事」となります。
しかし、単に「真似て盗む」といってもほとんどの場合が、自分にそのまま引き写す事はできませんよね。
自分なりのスタイルに落とし込むことができて、初めて技を盗んだ事になります。
これこそがまさに「段取り力」への第一歩なのです。
身体でいえば、人はそれぞれ身長、体重、筋力など資質が異なります。
幼い頃から、ガタイがヒョロヒョロだったサッカー選手中村俊輔さんは、他の選手と同様に筋力などフィジカル面を充実させようとするのではなく、自分にあった技術的な分野でサッカーの技術をブラッシュアップさせてきた。
これこそが真の段取り力といえるでしょう。
特徴を活かし、アレンジする事は独自性、また柔軟な対応力を生みます。
トヨタの発想の一つにもこれがしっかりと現れていて、普通であれば機械に基準を合わせ仕事を進めますが、
トヨタでは「仕事の段取り」を優先し、機械に工夫を凝らし生産性を高めようと働きかけます。
さらに、稼働に対しての利潤を意識して、従来の大量生産型から、必要なものを必要な分、納期にぴったり間に合わせるといった「納期主義」を設けて、要求に対して必要最小限のモノだけ作る、といった環境を実現しているのです。
この考え方に習えば、
納期は「作業においての、人生においての時間制限」です。
しかし、その時間制限が無い限り、作業においても、人生においても段取りが改善されてきません。
期間を逆算し、無駄を省く事によって初めてブラッシュアップする事が可能となるのです。
「上手な時間制限を設ける事」
私、これ実践します。
Jさん、Yさん、宜しくお願い致しますっ!
失礼します。
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